ぶたさん設計士の勉強日誌.01
新年度が始まり10日程が経ち、日に日に暖かさが増してきていますね。
今回より、ぶたさんの家の設計士の私が皆様と一緒に住宅について勉強していく、
『ぶたさん設計士の勉強日誌』を不定期で掲載させていただきます。
皆様の住宅に関する疑問や、海外の住宅事情、プランやデザインの種を
一緒に勉強できたらと思います。
今回から数回は、ホームページ上でラインナップとして掲げている
『フレンチ・スタイル』『カリフォルニア・スタイル』『インダストリアル・スタイル』
そして、『煉瓦積みの家』についてお話していきたいと思います。
初回は『フレンチ・スタイル』についてです。
イー・プランニングにいらっしゃるお客様で
「かわいいお家に住みたいの!」というお話をよく耳にします。
お話を伺っていくとこの系統を好まれる方が多いように思います。
名前の通り「フランス風」ということですが、このフレンチスタイルの特徴と、
その中でも『カントリースタイル』『エレガント』『シャビーシック』
について掘り下げたいと思います。
〜フレンチスタイルの外観は?〜
白色やアイボリー色の塗り壁
オレンジ色〜焦げ茶色の洋瓦
を使用することが多いです。
窓に規則性や連続性を持たせ、上げ下げ窓を利用したり、
バテンシャッター(窓の横につける洋風雨戸、飾りだけの事が多い)
を付けて、外観のアクセントをつけることもあります。
全体的に柔らかくフェミニンな雰囲気が特徴になります。
〜カントリースタイルでは…〜
柔らかい木目やテラコッタをメインに淡い色合いでまとめ、
塗り壁や煉瓦、上が半円になっている扉や開口部を設け、
装飾をし過ぎずや柔らかくまとめあげます。
〜エレガントスタイルでは…〜
内装は白色を基調とし、
優雅さ、優美さを意識したデザインを多く取り入れます。
ネコ脚や蝋燭灯のシャンデリアもその一つです。
家具なども一緒に揃えたくなりますね。
〜シャビーシックって?〜
シャビーシックとは、
『使い古されてはいるが上品』
という様な意味合いになります。
『おしゃれなアンティーク』というと分かり易かもしれません。
あまりたくさんの色を使わず、白やグレーなどで色を統一し
アンティーク家具や内装を決めていきます。
ちょっとした塗装の剥げや使い込まれた風合いも魅力の一つです。
また、古いものと新しいものをうまく融和させていくのも特徴となります。
少し長くなってしまいましたが、
フレンチスタイル全体のイメージは掴んでいただけましたか?
『可愛らしいお家』という言葉がぴったりなスタイルです。
次回は、『カリフォルニア・スタイル』を中心に
皆様と勉強していきたいと思います。
よろしくお願いいします!
木村